N-04の特長
高性能・高信頼性フィルムコンデンサ採用
フィルタを構成するフィルムコンデンサには、高周波特性に優れ、KOJO社ホームオーディオ向け製品にも採用している、岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタ、ならびにTDK製EMIサプレッションキャパシタを採用。
高信頼性パーツによる高いノイズリダクション効果が期待され、高音質化の実現に大きく貢献しています。
▲採用フィルムコンデンサ群
聴感上から決定されたフィルタ特性
ノイズリダクションという観点では、より幅広い周波数帯域に対する減衰効果が望まれますが、オーディオの場合、いたずらに減衰帯域を広めることは聴感上の特性(再生音)にまで影響をおよぼします。
例えば「非常に(音が)クリアーになったが、何だか寂しくものたりない」、「音がつまらなくなってしまった」という感覚です。
KOJO TECHNOLOGYでは、こういった状況を踏まえ、聴感上の特性を重要視。 試聴先行優先型で取り組み、その結果どのようなフィルタ特性なったか確認観測のもと製品化を行っています。
ブスバー配線
フィルタを構成するフィルムコンデンサ群はブスバーに直接実装されています。
フィルタ特性は、採用されるフィルムコンデンサの特性、性能に大きく影響されますが、配線アートワークも非常に重要です。
N-04は、ブスバーによるストレート近接並走配線によって、パワーライン間の浮遊容量(見えないコンデン形成)を利用すると共に、不要なインダクタンス成分の発生を抑え、より効果的なノイズリダクション効果を生んでいます。
▲ブスバー配線
大電流対応端子台
「N-04」の入出力端子台は2端子タイプを採用。
電源入力の±および出力の±を備え、大容量パワーアンプのフィルタにも対応できるよう、最大100Aにも耐えうる端子台となっています。
接続はAWG#4(推奨)までのケーブルにて接続が可能で、出力GND端子に「BODYアース強化BOX」を増設することで、更なる音質向上が図れるようになっています。
これまでの「BODYアース強化BOX」単体使用による高音質化もさることながら、「N-04」との併用により更なるシステムグレードアップに貢献してくれることでしょう。
▲大電流対応端子台
デザイン
型名「N-04」のNは、内部に搭載されるNoise filter:ノイズフィルタを指しています。
TOPカバーはアルミに黒色アルマイト処理を、BOTTOMシャーシにはサテン調の黒塗装仕上げを施し、重厚かつ堅牢で高級感を持たせました。
また、電源入出力端子台の極性等に関し、視認性をアップさせるため、電気の流れをイメージした▲:INPUT、▼:OUTPUTマークをペイントしました。
カーオーディオ用電源フィルタ「N-04」は、KOJO TECHNOLOGYらしいクリエイティブな電源アクセサリとして、「CREATIVE POWER ACCESSORIE」の称号を得ています。
▲シンプルデザイン
N-04の接続方法
接続方法1:基本接続方法
接続方法2:大容量電解コンデンサの複合接続
接続方法3:レギュレータの複合接続